ちょっと前にさかのぼりますが、東京国立博物館の「国宝 東寺」展へ行って来ました。
平安京遷都794年、国の官寺として建立された東寺。
今は残っていませんが、平安京の入り口に羅城門をはさんだ反対側に西寺も建立されていたようですね。
そう聞くと私が知ってる京都は、当たり前ですが随分と時間が経ったんだと実感します。
唐から密教を学んで帰って来た弘法大師空海が823年に嵯峨天皇から賜った東寺。
真言密教の根本道場となりますが、空海が作り上げた曼荼羅の世界や彫刻、絵画、書、工芸が、これほどスケールが大きいものだと、今回初めて体感した気がします。
実際に空海が唐から持ち帰った密教の法具は、今の時代に見てもデザインがカッコいい!
ちょっと不謹慎ですが、正義のヒーローが持っていそうなフォルムで、特別な力が宿っていそうにも見えました。
そして東寺の21体の立体曼荼羅のうち15体が。
前からも後ろからも横からも。
たっぷり360度楽しみました。
なかなか後ろから見られないですものね。
写真撮影OKの帝釈天ももちろん堪能しましたよ。
今回話題の象に乗った王子様のようなイケメン帝釈天はやっぱり素敵でした。
端正な顔立ち。
厚い胸板のマッチョなカラダ。
そして白馬ならぬ象に乗って助けに現れてくれそうな雰囲気を醸し出しておりましたよ。