うめ缶

好きなものだけつめあわせ

美術館巡り

主に関西の美術館を巡ります

わたしはわたし。 ほんとそう。 最近よく思うこと。熊谷守一展へ。

少し前ですが熊谷守一展へ行ってきました。 わたしはわたし。ほんとそう。最近よく思うこと。 熊谷守一は1880年(明治13年)に岐阜県に生まれた画家です。 今年は生誕140周年の年。 知っているイメージでは単純な線で計算された構図「モリカズ様式」が印象的…

メスキータの悲しい最期とコロナ禍を生きることを考えた〜西宮市大谷記念美術館「メスキータ展」へ

メスキータ展に行ってきた。全国巡回を待ってコロナで延期だったのでやっとです。 昨年2019年に東京ステーションギャラリーで開催されてからの巡回展。 西宮市大谷記念美術館で4/4(土)から開催されるはずだったメスキータ展がようやく始まりました。 サミ…

歌舞伎と浮世絵の世界を和楽(わらく)6月号で深める

さっそく和楽(わらく)6月号購入しました! さて今月号の中身は・・・ いきなりの表紙のオーラ溢れる市川海老蔵さん! 海老蔵さんと浮世絵の特集です。 海老蔵さんは歌舞伎界の大名跡、市川團十郎を今年の5月に襲名される予定でしたが、「緊急事態宣言」を…

ピンチはチャンス!アラフィフ美術検定に挑戦を決意

長引く巣ごもり生活。 皆さま、お元気ですか? 家族以外、誰にも合わない日が続いてますが、何か楽しみを意識して見つけないと長く続きませんよね。 誰もが不安な時期。 考えてしまうと不安に押しつぶされそうになります。 でも不安を引き起こすような考えす…

ようやく「ゴッホ展」開館!水面に漂うような黄色が兵庫県立美術館に

水面に漂うような黄色が兵庫県立美術館のエレベーターホールにゆらゆらと漂っていました。吹き抜けの光がコンクリートに影を落としていて、それも含めて作品なのでしょうか? 彫刻家の新宮晉さんの作品で「星の海」 今後常設になるそうです。無機質なコンク…

弟テオに感謝したくなった「ゴッホ展」

少し前ですが「ゴッホ展」に行ってきました。 毎回兵庫県立美術館にくるとまずはここで写真を。 4面チェックしました。 ゴッホといえばドラマティックな人生を思い浮かべますね。 人生の中の僅か10年という短い時間にハーグ派、印象派の画家たちから影響を…

カラヴァッジョの人生の光と影を見た美術展「カラヴァッジョ展」行ってきました

カラヴァッジョ展行ってきました。場所はあべのハルカス美術館。イタリアの天才画家と呼ばれたミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(1571〜1610年)。天賦の才を与えられながら、どうしてその能力を生かしきらないのでしょうね?絵筆は剣にしばし…

大山崎山荘美術館へ行くときの美術展ともう一つの楽しみ

大山崎山荘美術館へ行くときの美術展ともう一つの楽しみ。それは美術展ごとに考案されるオリジナルスイーツ! 毎回リーガロイヤルホテル京都が考案しています。 「清宮質文ー限りなく深い澄んだ空気」にちなんだスイーツは2種類で、一つは“蝶”、そしてもう一…

大山崎山荘美術館「清宮質文〜限りなく深い澄んだ空気」に行ってきました

先日ずっと気になっていた美術展、大山崎山荘美術館「清宮質文〜限りなく深い澄んだ空気」に行ってきました。 清宮質文の美術展は関西でははじめてなのだそう。見ていると何処か引っかかるような作品で、その景色を描くというよりは空気を描いている。そんな…

京都嵐山の中庭を眺めながらランチができる最高のロケーション「カフェとエスプレッソと福田美術館」

京都嵐山の福田美術館を訪ねたときに、美術館の中にあるカフェ「カフェとエスプレッソと福田美術館」でランチを。 ここは中庭を眺めながらランチができる最高のロケーションです。 庭の向こうには桂川と渡月橋が。 ちょうど向こうの桂川が借景となって広がり…

京都の新名所、福田美術館へ行ってきました

少し前になりますが、京都の福田美術館へ行ってきました。 昨年2019年10月にオープンしたばかりの美術館。 新しい美術館はとってもきれいで気持ちいいですね。 嵐山に溶け込む日本家屋をイメージした美術館はとても心落ち着きます。 そしてコレクションは写…

かわいすぎるスペシャルメニュー!「みんなのミュシャ」京都文化博物館の中にある前田珈琲で

なんかこっぱずかしくなるぐらいかわいいの出てきた。 「みんなのミュシャ」展に入る前、京都文化博物館の中にある前田珈琲でちょっと一息。 「みんなのミュシャ」展にちなんだメニュー“クグロフプレート”。 ミュシャの生誕の地チェコの伝統のお菓子とのこと…

京都文化博物館「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへー線の魔術」へ行ってきました

少し前ですが京都文化博物館「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへー線の魔術」へ行ってきました。 アルフォンス・ミュシャといえばアール・ヌーボーを代表する芸術家。 没後80年ということでミュシャの作品とミュシャが影響を与えた作品も同時に展示され…

みんぱくの「アルテ・ポプラル~メキシコ造形表現のいま」へ

みんぱくの「アルテ・ポプラル~メキシコ造形表現のいま」へ。 アルテ・ポプラルはラテンアメリカの伝統文化で、芸術家ではなく職人や一般の人々の造形表現です。 その中からメキシコの造形表現を紹介している展示でした。毛糸を蜜蝋を塗った木板に隙間なく…

年季の入った初代ガンダム世代です。兵庫県立美術館特別展「富野由悠季の世界」へ行ってきました。

兵庫県立美術館特別展「富野由悠季の世界」へ行ってきました。兵庫県立美術館に来ると必ずここで写真を撮ります。「お〜!」という感じです。裏はイデオンでした。ワクワクしますね。なんとガンダム放送から40年だそうですよ。月日が経つのは早いものです。…

タイムマシンがあったら会ってみたい人!細見美術館「没後200年 中村芳中」

京都の細見美術館「没後200年 中村芳中」へ。中村芳中は江戸時代後期に大坂を中心に活躍した琳派の絵師。尾形光琳に学んで琳派風の絵を描き、俳画までも。表現の幅の広さもとても魅力的だしおもしろい。たらし込みの技法をつかった草花図もいいけど、ほのぼ…

京都国立近代美術館「円山応挙から近代京都画壇へ」に行ってきました

京都国立近代美術館「円山応挙から近代京都画壇へ」に行ってきました。 まず会場に入ってすぐに大乗寺の襖絵が立体的に再現されてたのが圧巻。 裏表の位置関係がわかりやすいし空間丸ごと楽しめました。 考えてみれば襖絵ってその部屋を囲むのだから贅沢な空…

【大阪】ドロドロの人間関係に絵の見方が変わる!あべのハルカス美術館「ラファエル前派の軌跡展」へ

少し前ですがあべのハルカス美術館「ラファエル前派の軌跡展」へ行ってきました。 19世紀のイギリス、美術批評家ジョン・ラスキンをめぐるロセッティ、ミレイ、ウィリアム・モリスの絵画だけでなく家具やステンドグラス、タペストリなど。 ラファエル前派の…

【京都】まさに奇跡の再会、素晴らしい歌仙絵とともに長い流転のドラマを堪能!京都国立博物館「佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」へ。

先日、京都国立博物館「佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」へ行ってきました。過去最大の31点が一堂に会した今回は、とても話題になっていたせいかたくさんの人で賑わっていました。鎌倉時代13世紀ごろに描かれた800年前の歌仙絵は、絵巻のままで残っていたら間…

【大阪】世界の霊獣、幻獣、怪獣が一堂に!国立民族学博物館「驚異と怪異」

少し前に国立民族学博物館「驚異と怪異」に行ってきました。この世の中のどこかにいるかもしれない不思議な生きもの。世界の霊獣、幻獣、怪獣が一堂に集められた展示はやっぱりおもしろい展示でした。昔の人は情報がない分想像力豊かだったんだなぁ。そして…

【京都】龍谷ミュージアム「日本の素朴絵」展へ

龍谷ミュージアム「日本の素朴絵」展へ。ゆるい絵って集めると圧巻ですね。これだけの数を集めると本当に素晴らしい。思わずクスッと笑ってしまうユルさ。狙って描いたもの、真面目に描いたけどユルいもの。どっちも笑えます。キャプションが「丹念な筆致が…

「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」に行ってきました。

先日、「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」に行ってきました。会期はまたもや終了しているけど覚書として。ショーン・タンはイラストレーター・絵本作家として活躍しながらアニメーションを手がけるなど、表現の場をますます広げているアーティ…

【大阪・天王寺】「メアリー・エインズワース 浮世絵コレクション」へ。 会期は終了していますが覚書として。

先日、「メアリー・エインズワース 浮世絵コレクション」へ。もう、会期は終了していますが覚書として。大阪市立美術館で8月10日(土)〜9月29日(日)の間開催していました。 メアリー・エインズワースは1867年から1950年にアメリカで生きた女性です。アメ…

【兵庫・伊丹】「蕪村の手紙」展で蕪村の足跡をたどる @柿衛文庫

先日「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展に行った時に、同じ伊丹市立美術館にある柿衛文庫の特別展「蕪村の手紙」展へ。柿衛文庫の開館35周年記念の特別展なのだそうです。与謝蕪村といえば1716年から1784年の江戸時代を生きた俳人であり画家。蕪村の生涯の中…

【兵庫・伊丹】伊丹市立美術館の「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展に行ってきました

ちょっと前ですが伊丹市立美術館の「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展に行ってきました。楽しみにしていたルート・ブリュック。フィンランドを代表するセラミック・アーティストの日本初個展とあって、ファンは心待ちにしていたのでは?この少し前に「フィン…

「クリムト展」で盛り上がっての「ウィーン・モダン」展で観た、艶やかなウィーンとフリーメイソン

少し前になりますが、大阪の国立国際美術館「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への旅」展に行ってきました。 気分は「クリムト展」で盛り上がっての「ウィーン・モダン」展。クリムトの時代背景やクリムトを生み出したウィーンをもっと知りたくなっ…

【兵庫・西宮】かわいいだけじゃない作品こそおもしろい大人にも刺さる絵本「2019 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」

楽しみにしている年に1度の「2019 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」!先日、西宮市大谷記念美術館へ行ってきました。 イタリアのボローニャでは年に1度、子どものための本の見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」が開催されていて、世界各…

【大阪・阿倍野】あべのハルカス美術館に行く前にちょっと立ち寄った「カフェ チャオプレッソ」

あべのハルカス美術館に行く前にちょっと心落ち着けるためにカフェに立ち寄りました。美術館が16階にあって、ちょうどその上の階の「カフェ チャオプレッソ」。あべのハルカスの17階にあるからけっこう高い!高い場所がお好きな方にはおすすめです。でもあい…

【大阪・阿倍野】あべのハルカス美術館の「ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち」に行ってきました

少し前ですが、あべのハルカス美術館の「ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち」に行ってきました。幻想的な内面世界を描くモローの、主に女性に焦点を当てています。今回はその中でもサロメを観るのが楽しみでした。「出現」は宙に浮かぶ聖ヨハネの…

今週観ることができる《関西のおすすめ美術展》

9月にはいりましたね。少し涼しくなっただけで、俄然美術館めぐり欲が出てきました。今週観ることができる《関西のおすすめ美術展》を置いておきますね! 《関西のおすすめ美術展》 ◎大阪「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」2019年8月27日(…