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歌舞伎と浮世絵の世界を和楽(わらく)6月号で深める

 さっそく和楽(わらく)6月号購入しました!

 

さて今月号の中身は・・・

いきなりの表紙のオーラ溢れる市川海老蔵さん!

海老蔵さんと浮世絵の特集です。

海老蔵さんは歌舞伎界の大名跡、市川團十郎を今年の5月に襲名される予定でしたが、「緊急事態宣言」を受けて襲名を延期されてるそうです。

大切な襲名披露の公演も延期され残念です。

十三代目市川團十郎白猿襲名を控え贅沢な独占インタビューが掲載されています。

 

興味深かったのは、現在の歌舞伎の形に定まった元禄歌舞伎から300年の中で代々演劇史に名を残す名優だった團十郎ですが、初代から十二代目までの團十郎を一人一人紹介しています。

おなじみ写楽の浮世絵になったのは五代目。

團十郎それぞれの時代背景とともに紹介されていて興味深い記事です。

 

そして浮世絵が歌舞伎をどう描いてきたかを解説しています。

写楽、春信、豊国、春章、国貞、国芳。

当時の流行を生み出した浮世絵ですが、歴史を知るにはとても勉強になりました。

描かれた役者の背景を知るとさらに面白いですね。

 

絵巻について解説した、絵巻「原寸」美術館も面白かったです。

「源氏物語絵巻」や「築島物語絵巻」などから美術的な意味合いや発展の過程、技法、種類などを解説。

これから見られる名作絵巻の展覧会情報がまとめられていて、コロナが終息したら行きたい気持ちがさらに強くなりました。

 

東大寺「盧舎那仏」にまつわる七つの謎についてもわかりやすい解説。

個人的には付いていた大仏のポスターの裏側の、北極星を背にする大仏殿の写真が美しい。

大仏殿は真北を背にして建てられていて、1000枚連続自動撮影して合成したデジタル写真は大仏殿の真上に北極星を中心に円を描いていて荘厳。

四つ折りにして本に挟まれていたので、折り目のないポスターがあったら買いたいと思いました。

 

 

付録は国芳の浮世絵から猫が2冊のノートになりました!

縦と横、ドットと方眼の2種類で、個人的には黒の猫またが大好き。

裏には国芳直筆の「大でき」が!!

もう何に使おうか悩んでいます(笑)

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美術館が閉鎖していて寂しい日々ですが。

こうして知識を吸収して、いつかくるコロナの終息に備えておこうと思います。

きっと、あと少し!

がんばりましょう!

 

和樂(わらく) 2020年 06 月号 [雑誌]

和樂(わらく) 2020年 06 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/05/01
  • メディア: 雑誌