近ごろは暑くもなく寒くもなくて、朝歩くことにしてからはその時間がいい時間になっています。
早朝ウォーキングでいいことは気づきが多いこと。
人影はなく車もほとんど通っていない朝は、空気が澄んでて頭がスッキリ。
人の出す生活音がない時間は歩いていると考えてることが自ずとまとまって、しかもポジティブな思考になるから不思議です。
同じ道を通っても日中気づかないことに気づくことも。
早朝は些細な季節の変化も敏感に感じられて、日ごろ雑踏の中では道端の草花にも気づかないけど早朝は季節の花が移り変わるのを感じられます。
それも早朝ウォーキング醍醐味なんですよね。
この日に見つけた紫の君。
「いずれショウブかカキツバタ」
これは菖蒲(しょうぶ)?杜若(かきつばた)?
調べてみたらこれは菖蒲(あやめ)でした。
花びらに網目模様があるのと乾いた土地に咲いてるからこれはアヤメだそう。
なるほど。
アヤメはアヤメ科アヤメ属の多年草。
多くが山野の草地に自生していて、他のアヤメ属のノハナショウブやカキツバタは湿地に生えているようです。
ハナショウブはノハナショウブの園芸種。
ハナショウブもカキツバタもアヤメ類の総称で「アヤメ」と呼ばれることが多いそう。
「いずれショウブかカキツバタ」の慣用句の意味は、どれも優劣がつけられぬほど素晴らしいという意味だけど、見分けがつきにくいという意味でもあるようです。
見分けがつきにくいけど美しいことには変わりない。
ふとカキツバタですが尾形光琳の「燕子花図」を観たくなりました。