先日の奈良ランチのこと。
奈良国立博物館の「国宝の殿堂 藤田美術館展」に「曜変天目茶碗」をみに行った日、古い民家を改装した素敵なカフェでランチをいただきました。
「珈琲と定食 minamo」
近鉄奈良駅からは商店街を抜けて、10分ちょっと。
奈良の素朴な雰囲気を楽しみながら歩いているとあっという間につきました。
主張しないで街に溶け込むような佇まいに危うく見逃しそうに。
店内はカウンター席とテーブル席があって奥のテーブル席に通していただきました。
もともと古い日本家屋は、すっきりとした内装に。
明るい木の色と漆喰の白い壁が落ち着きます。
ランチのメニューは3日ごとに変わるそう。
この日いただいたランチは・・・
鶏肉と茄子のさっぱり生姜あんかけ
トマトと新玉葱のスープ
スナップえんどうと春キャベツの胡麻味噌和え
そしてごはん。
ランチのもう1種類は、トマトと鶏肉のカレーでしたよ。
お隣の女子2人組はカレーを食べていてだいぶ迷ったけど、初めて訪れたカフェなので、このお店らしさが詰まったものがいただきたくて、何品かがセットになったこちらにしてみました。
一見、普通のおうちで出て来そうだけど、ちょっとした手間とか味加減は、作る人の考え方とかセンスが出るもの。
思った通り、やさしいお味の美味しいお料理でしたよ。
食後には、少し暑い日だったのでアイスコーヒーを。
ガムシロップのピッチャーは小さなビーカーで、とりわけリケジョというわけではないけれど、かわいくてうれしくなりました。
最近、コーヒーをドリップで落とす時のサーバーにつかうのが流行っていますね。
傘のない電球の配し方もセンスが良くっていい感じです。
縁側の外側には隣家が見えてしまうのを白い布を吊って目隠ししていましたが、カーテンというよりは窓の外側に布を下げていてさりげなくって素敵なアイデアでした。
写真に撮れてなかったのが口惜しい。
床の間にも惹かれます。
棚にある本はどれもストライク。
お腹は満たされて、心も満たされました。
帰るころにはいいとこ見つけた〜って思えて、お店を出るときはニコニコでした。
たぶんお店の方にも伝わってるなぁ(笑)