先日、奈良へ行ってきました。
電車を乗り継いで近鉄奈良駅へ。
京都よりも遠くに感じる奈良。
奈良国立博物館で開催中の「国宝の殿堂 藤田美術館展」の「曜変天目茶碗」を観るためです。
今年は世界に3椀しかない曜変天目が、3点同時に公開されて話題ですね。
先日のミホ美術館に続いて、やっぱり気になってやって来ました。
館内は思っているほど混雑はしていませんでした。
もしかしたら鹿の方が多いかもしれません。
でも、やっぱり曜変天目の部屋に入るときだけ並びました。
10分ほど並んでガラスケースの中の曜変天目の前までたどり着きました。
小さなお椀の中の宇宙のきらめきは美しかったです。
手にのるほどの小さな宇宙に昔の人々はロマンを感じたのでしょうか?
列を少しずつ進みながら360度ぐるりとまわってみると蒼い光が微妙に変化して、それがまたみる人を誘うように控えめな光を放っているんです。
たくさんの人が心奪われた気持ちがわかる気がします。
他にもたくさんの国宝や重文がみられたので大満足。
古の文化に想いを馳せた1日でした。