鎌倉といえば大仏と答える人も多い有名な“鎌倉大仏”
実ははじめてお会いします。
鎌倉に来たら一度はごあいさつにと思っていました。
江ノ電の長谷駅で下車。
駅の前の道をぶらぶら山側へ15分ほど歩いて高徳院に向かいました。
道中はのぞいてみたい気になるお店がたくさんあって、高徳院まではあっという間。
しばらくするとこぢんまりとした素朴な仁王門が見えて来ました。
そして奥へと進んでいくと・・・。
見えてきました。
「大仏さまだ!」
遠く?近く?
一瞬遠近感がわからなくなって、こういう時は脳が混乱するんですね(笑)
11.3mある大仏さまは、まわりにいる人間をやさしい眼差しでお迎えしてくださっているように見えました。
普通は大きいものってこわい印象なのかと思ったら、周囲には柔らかいやさしい空気が漂っていたのが印象的。
横に小さな小屋があったので行ってみると・・・。
胎内拝観の入り口でした。
1名20円。
狭い通路を降りていくと薄暗い胎内に。
真上を見上げると大仏さまの内側が見えます。
なんだか見てはいけないものを見たような気になるのはどうしてでしょう?
赤い部分は補強した部分なのだそう。
造立し始めたのは1252年で、地震などで損壊しては修復を繰り返し今に至っているそうです。
ちょっと面白かったのは、大仏さまのうしろ姿。
換気のためなのか大きな窓があいていました。
意外なうしろ姿に、こもった熱を外に出すんだなと妙に納得したりして。
でも、うしろ姿のホッとするようなまあるいフォルムは好きだなと思いました。
天災や戦、長い年月ここに座り眺めていらした背中です。
特別な背中。
しっかり御朱印もいただいて高徳院をあとにしました。