「ル・コルビュジエ 絵画から建築へーピュリスムの時代」へ行ってきました。
上野にある国立西洋美術館。
初めて訪れましたが、本当に素敵な美術館ですね。
この美術展はユネスコ世界文化遺産である国立西洋美術館本館の開館60周年を記念した企画展。
国立西洋美術館を設計したル・コルビュジエ本人のピュリスム時代の絵画作品から、建築、都市計画、出版、インテリアデザインの約10年間の歩みをたどった企画展です。
ル・コルビュジエが作り出した建築の中で本人の描いたピュリスム絵画をみることができるなんて、とても貴重ですよね。
建物の中は天窓から明るい日差しが入る吹き抜けのホールが最初に現れます。
三角形の窓と円柱の柱がスッキリとした印象のモダニズム建築。
故郷スイスからパリに来て、画家のオザンファンと共にピュリスムを追求する若き日のコルビュジエに焦点をあてた美術展です。
ピュリスムは単純な形から普遍的な美を追求する試みですが、黄金比から計算した極めて数学的な構図は、その後に美しい建築の創造へとつながっていく変遷を感じ取ることができますよ。
建物の中は建物も絵画もまるごとがル・コルビュジエ!
贅沢な体験でした。